首都圏外郭放水路を見てきた!
地下神殿とか言われている、首都圏外郭放水路の見学に行ってきました!
www.ktr.mlit.go.jp
首都圏外郭放水路をざっくりいうと、
氾濫しがちな5本の川に竪穴(立坑)を掘って、そこに水をためちゃう!
さらにあふれてきたら、より大きな江戸川に水を流しちゃおう!
という壮大な施設です。
こんなところです。ここは調圧水槽といって、江戸川に水を流す直前の施設。
ぼくのかんがえたさいきょうの治水施設!
という感じで、仕組みは理解できましたが
その規模を実現できてしまうってすごい!!!
ミニチュア模型ではなくて、実際に稼働できてしまうなんて。
ツアーコースの所要時間はだいたい1時間。
当日は「地底探検ミュージアム 龍Q館」というところで
施設の模型や(ちょっと厨二っぽい)紹介映像をまず見ました。
その後ガイドさんに見学の概要を説明いただいて、入り口まで歩いて移動!
奥のオレンジ色の建物が龍Q館。
手前の物置っぽいところを通るときに
「意外とこういう何でもないところに入り口がカモフラージュされてたりしたら楽しくない?」
なんて話をしてたら
ホントに入り口だったーーーー!!!!
調圧水槽の。
ただでさえ見学で上がっていたテンションが上限までいきましたよね。
撮影はOKでしたが、移動中は写真や動画の撮影NG。
階段を降りるときは危ないので両手を開けて
一列で降りてくださいね、とのこと。
ただ、階段は工事現場などで見るアミの板?みたいな
足元が透けて見える階段ではなくて、コンクリートのしっかりした階段でした。
手すりもついてたし。
下についてから見上げるとこんな感じ。(撮影許可が出た後で撮ってます)
中央の階段が地上まで続いています。段数は116段だったかな。
途中の踊り場に地上から何メートル下りたかのパネルがありました。
調圧水槽の底におりてから見学スタート!
ただし滞在は5分間くらい。
動き回れる範囲も限られています。
深さ70メートルほどの第一立坑がすぐ隣にあるからね。
第一立坑とその階段。ここに水が溜まると
手前の調圧水槽に流れ込んできます。
静かな中にある佇まい。
か、かっこいい!!!最新のCGを見ている感じ。
ゲームでいうと、この先話を進めると通れるようになるルートだ!
柱に記載された目印。
下側に、この線より水が下だと排水用のモーターが止まる。
上側は、この線を超えないように水を排出なりして調整するとか。
うっすら跡がついているのは実際に使った後の泥が付いたのかな?
この調整水槽はめったに使わないけど、今年は年間7回使ったとか。
水は江戸川に放流しないで、立坑に戻すこともあるんだとか。
極力使用したくないですが、いざって時に頼りになりますね。
上を見上げると光が見える箇所が。
ここは何と、ブルドーザーをこの水槽に降ろすための穴なんだとか!
スケールが違う…
水が引いた後にこの水槽たまる泥は毎回人手(!)で取り除いているそうで
その時にブルドーザーを使うこともあるそうです。
床がとてもきれいなのは、使ってないんじゃなくて毎回
きれいにお掃除されていたからと聞いてびっくりしました。
お待ちかねの撮影タイム!
柱と人の大きさの対比よ。
人気が無くて、ある程度開けた場所といえば…
ゾンビゲームとかの中盤でボス戦やるところじゃん!
とか妄想しながら見学していました。
柱が多いのは、浮力がかかってここが浮き上がらないように
柱の重さと天井で支えているためらしいです。
撮影スポットまであるーw
ダムカード風の枠がありましたよ。
皆さん順番に撮影♪
こんな感じでどうでしょうか。。。
神殿っぽい?
お次は第一立坑を上から見学!
やっぱり一見普通の建物の中にありました。
隣にあったスケートパークもいいなぁ。
といっても危険なので、階段の隙間から見える底をちょっと覗く感じ。
人の集まっているところがそうです。
黄色い機械は何だろう、物資を上げ下げするのかな?
これもゲーム後半で地上に脱出するときに使うんですよね
分かりにくいですが、真ん中辺の白い点が、水面に反射している電球。
70メートル下!
立坑に水をそのまま流し込むと、水流で壁を壊してしまう可能性があるため
壁に沿って流れるような「ドロップシャフト」という方法で流しているそう。
リボンをねじるような感じで水が落ちている動画も見せてもらいました。
規模が大きいと起こる影響やシミュレーションも大変だなぁと思いました。
見学の記念にダムカードっぽいのもらったー!!!!
しかもよく見ると「クリスマスver」。
普段はカードの枠が単色なんだそう。
これって激レアじゃないの?嬉しいっ☆
※こちらの案内によれば「防災地下神殿カード」っていうらしい。
他の地域でもこういうカード作ってくれないかなぁ。
集めに行きたい!
同日に千葉県の関宿城博物館にも行ってきました。
治水つながりな?
滞在時間が正味40分くらいしかなくて、もっとじっくり見たかった!
www2.chiba-muse.or.jp
入館直後に10分ほど学芸員さんにしてもらった説明が
とても分かりやすくてよかった!
「インスタグラム(名指し!)等のSNSにアップは禁止!」
ってことなので写真はナシ。
昔は河にも関所があったらしい。
関所といえばの「入り鉄砲に出女」を監視していたそうな。
櫓を模した4階の展望室からは四方の山がよく見えます。
富士山は当日雲がかかってよく分かりませんでしたが
筑波山や榛名山などはくっきりはっきり見えました!
ということで、どちらももう1回訪問したいくらい大満足でした☆