昭和型板ガラスで鏡を作った

祖母の家にあった昭和型板ガラス。 模様がとてもきれいなので何かに使えないかな、ともらってきました。

ステンドグラス作る要領で、ランプを作りましたが小さなパーツがもったいない。 ってことで鏡を作りました。

デザインを決める

完成品は1枚のパネル状にしようと決める(立体は難しい) どうせなら日常生活にも役に立つように鏡として使いたい。

設計図

次にどうやって飾るか。

ステンドグラスで写真立てや壁に飾るパネルはいくつも素敵な事例あります。

ただし、写真立てのスタンド部分もガラスで作っていて、自立させるのに工夫が要りそうなこと。 壁に飾るパネルは金具もはんだ付けするなど、完成後の重量バランスや(金具の強度とか)に気を付けないといけなそうなことが分かりました。

要するに素人の自分が作るには、見栄えを含めて考えなくてはいけないことが沢山。

うーん、、、

溝のあるアクリル板などに入れて飾ってある写真もありましたが、そのパーツはどこで入手したら良いのかしら???

ステンドグラス用に作ってもらったと思われる額に入っている写真もあり。 写真立てに入れている事例もあり。でも鏡として実用するにはもうちょっと大きい方が、、、

悩んでいたらIKEAでよさげな写真立てが。
LERBODA レルボダ フレーム, ゴールドカラー, 16x16 cm

www.ikea.com

2枚のアクリルパネルの間に好きなものを挟んで飾る感じ。 パネル2枚分の厚さ(5mm-6mm程度)が入るため、ガラスでも入りそう。 使いたい窓ガラスは厚さ約3mmのため、外周をはんだしてもフレーム内に収まりそう。

パネルの抑えはフレームの中に入っているため反対側に出ることが無いので綺麗。

写真立ての固定方法
通常の裏側固定方法

枠の内部でパネルを固定
枠の内部でパネルを固定
そして、壁掛けチェーンとスタンドの両方が使えること。

ということで、このフレームに収めてしまえばパネルの自立やバランスをそこまで気にしなくてもよさそう。

ガラスカット

ガラスの欠片からパーツを取る
こんな感じで、前回の残りで小さくなったガラスからできるだけパーツを取る。
型紙をガラスに貼り付けてカット&研磨。
蚊取り線香立てを作った時{:target="_blank"}に余った色ガラスや、使わくなって譲ってもらった色ガラスをちょっと入れる。
鏡以外はある意味リサイクル。今風だとアップサイクル?

必要数のパーツを準備
必要数分のパーツを用意。
昭和型板ガラスの模様がほとんどわからないくらい小さくなりましたが、捨てるのがもったいなかったのでこのまま利用。

同じ形のパーツをいくつか作るはずなのに、直線だけなのに形が揃わない。。。 ま、隙間ははんだで埋めるか!の思考で進めるw
枠内に収まるように削る

パーツ同士が干渉したり、はみ出したりしていないか確認。
そのままはんだ付けできるように割りばしで枠を作りたかったのですが、カットする時間がなかったのでレゴブロックで代用w

ハンダ付けまでには作らないと。

鏡はさびやすいため、一番最後に回すらしい。
他のパーツをひたすらルーターで削る。

鏡以外のパーツをまとめる
鏡以外のパーツはまとまった。
削り方が下手くそなので、同じ大きさのパーツでも、場所を変えると微妙に収まらない。
のでマスキングテープで場所を固定。

できたらパーツ同士が干渉せずに並べる。

ステンドグラスやる方は釘で位置が動かないようにしているらしいですが、大きな作品でないため割りばしで位置決め。

鏡を入れる

普通の鏡を使う予定でしたが、マジックミラーにしたら面白そう!ってことでこちらに。
パーツを入れる枠を割りばしで作成

長方形にカットするだけのはずなのに、やはりまっすぐに行かない。
長方形にならなかった

鏡部分はあまり削ったりしない方が良いらしく、すでに並んでいたパーツをさらに削って修正。

はんだ付け

銅テープを巻き付ける
銅テープ巻いて再配置。 ちょっとキツキツの部分が。。。

はんだ付け開始!

全てのパーツをはんだで固定したところ。
ハンダ付け1回目
まだ、ぼっこぼこ。
ここで気力がなくなったのでいったん終了。

はんだ付け その2

ラップで保存
本当は一気に終わらすはずが、なんだかんだで2週間くらい間が空いてしまった。
サビないように?ラップで保護。

つなぎ目をだいぶ盛れた。
はんだ盛り完了?

三角部分は自分のイニシャル、Azをイメージしました。
わぉ、自己顕示欲ぅ~*1

ティーナ処理

パティーナ処理
色ガラスが目立つように黒色のパティーナを使用。
半田に塗ると一瞬で黒っぽくなるのが、ちょっと恐ろしい。
金属が一瞬で腐食しているってことなので。

完成!

30分くらい放置したあと、ガラスを洗浄してワックスがけ。
それを拭きとって完成!
完成
昭和型板ガラスの模様の良いところがほとんど見えませんがイイ感じ♪

鏡が入っているので映り込まないように写真に収めるのが大変。

マジックミラーなので手前が明るければ鏡として。
後方が明るければ奥が見えるパネルとして使えます。

マジックミラーはそのうち仕掛け箱みたいなの作れないかな、とぼんやり考えています。
特定の操作をしたら後ろが明るくなって、中に入っているヒントが見える、みたいな。

撮影者が映り込むので写真はアップできませんが、後方が明るい時はクリアガラスが氷みたいでとっても綺麗です。
自分の身の回りの物をまた一つ自分で作れてうれしいです。

もっと直線を上手にカットできるように、半田をうまく盛れるようになりたいです。

*1:自分しか使わないところに置くため、これを見るたびにニヤニヤするのは私だけ