航空無線通信士(航空通)対策:法規編

法規は変わることが多いため、必ず法律原文も参照することをお勧めします。

他の無線従事者試験経験者はご注意

他の無線従事者資格で、ある程度電波法令の知識を持っている方が引っかかりやすい問題もあります。

例えば、無線局の呼び出し方法。

通常は

  1. 相手局のコールサイン 3回以下
  2. こちらは
  3. 自局のコールサイン 3回以下

ですが、航空機局とのやり取りでは「こちらは」は省略します。
選択肢で「こちらは」が入っているものがあり、注意が必要です。
詳しくは問題文に載っている法令の該当箇所を確認しましょう。

ふんわり覚えている項目は確実に覚える

無線の航空関連部分に特化した法令の文章を問われることが 多いため、ふんわり覚えていたところは確実に覚えましょう。

例えば、「免許状の周波数の変更」は

  • 総務省が変更を命じる場合
  • 申請者が申し出る場合

の目的が異なります。陸上特殊無線技士などは試験範囲が広いので
周波数の変更 → 公共のため、もしくは、混信防止のため
のどちらかしか選択肢になく、完璧に覚えていなくても なんとなく選択ができました。

これが両方同時に選択肢に出てきます。 どっちだっけー、と悩む問題もいくつか。法令の条文を確認して 確実に覚えましょう。

安全運航と正常運航の違いを確実に

「安全運航に関する通信」と「正常運航に関する通信」の内容と優先度も抑えておきましょう。
紛らわしいですが、それぞれ用途が異なります。

通信の優先順位(無線局運用規則 第150条)もチェックです。
遭難通信は最優先として、その後にどんな通信が優先されるかを確認。
ノータム(滑走路閉鎖や臨時の情報など)の優先度を聞かれた回もあります。

使った書籍など

養成講座の教科書を使用しました。 これも他の参考書に比べて安いことと、付録が充実していることが理由です。

航空無線通信士 法規 (無線従事者養成課程用標準教科書)