(今更!)歌舞伎見てきた!

かなり今更なんですが去る8月16日(木)に国立劇場小劇場で「小学生のための歌舞伎体験教室 発表会」を見てきました!誘ってくれたよーこさんありがとう☆


んで演目は「寿曽我対面 工藤館の場(ことぶきそがのたいめん くどうやかたのば)一幕」です。
長いタイトルだー。題材は敵討ちだそうですが、おめでたいときにやる演目なんだそうです。


小学生20人1班で4班がお稽古をうけたそうです。バックステージツアーや
着物を自分で着るところからやったんだって!いいなぁ。

見てきたのは午後の回、3班と4班の発表でした。
(1班2版は午前中の回)
同じ場面をそれぞれの班が演じています。


一言で感想を言うと


すんごくイイ!


ハガキで応募だそうですが無料であれだけの物を見られるなんて得した気分です。親族や関係者ではないのにとっても楽しめました。
これが自分の子だったらやに下がりっぱなしだろうなぁ。


3班は動きがきびきびしてて良かったですし、4班は声をそろえるところとか息ぴったりでしたしセリフははっきり聞き取れました。


トータルの練習期間が少ないにも関わらずあれだけ出来るなんて!
自分が小学生だったころの文化祭の劇とは大違いの緊張感と迫力!
舞台も一流(国立劇場小劇場)、
セットや衣装なども一流(音楽や衣装、カツラ、舞台装置まで全て本職の方々が担当)
そんな中での演技。スゴイぞ小学生!!!


特に荒っぽい気性という設定の弟五郎(敵を討つほう)役の子が3班と4班でかなり違っていたところが面白かったです。2人とも五郎の性格をとらえた上でそれぞれの解釈で演技しているように思えました。
杯を悔しさで叩き割るところとか、乗せていた台?をばりばりっと壊すところとかダイナミックでした。
んーどっちも良かった〜!


歌舞伎役者さんは男性しかできない?ですが、ここでは女の子も参加しています。大名役の女の子がセリフをしゃべるところはかわいかった!
歌舞伎調ではない話し方だったかも知れませんが良く通る声でよく知らない私にとっては分かりやすかったです!


あと劇中に出てきた兄弟を紹介する舞鶴もかーわーいーーーー
両班とも男の子が担当でしたが、とっても素敵な女性役でした。
ウサギみたいな耳もいいね!


殿様役(工藤佐衛門祐経=敵を討たれるほう)も堂々としててよかった。


3班の子達が終わったあとに講師からスライドによる報告があってその後休憩、4班の発表でした。

びっくりしたのが、私たちが座っているスグ前に3班の子達が座ってみてたこと!なんか有名人が目の前にいる!って感じがしました。

やっぱり話を知っているからか花道から出てくる前に後ろを向いて待ってたりとか先読みすぎw

最後の終了式で全員が舞台に上がって終了証をもらう場面では客席の親御さん?に向かってこっそり手を振っている子がいたりしたところは年齢相応で微笑ましかったです。

この一幕を知っている人や歌舞伎を見慣れている方はどう思うか分かりませんが、初めて見た私にとってはとてもいいものを見せてもらった!という感じです。保護者でもないのにこんなに楽しめるなんて。よーこさん毎度ありがとう!

ぜひ本当の役者さんで演じている回も見てみたいと思いました!

ってか通える親御さん。ぜひお子様をこの体験教室に応募してみては?
私も小学生ならやりたかったよー。

歌舞伎のイメージは1つのセリフでもすっごいゆっくり進む。というイメージがあったのですが、とっても迫力のあるものですね。興味持ちました。
小学生だけじゃなくてもっといろんな年齢層に向けてイベントすればいいのに。

伝統芸能というイメージでなんとなく敬遠してたり難しそうと思っている人をファンにできるのになぁ。


ちなみによーこさんによる詳しい解説はこちらからどぞ↓


小学生のための歌舞伎体験教室発表会(第2部)@国立劇場2007.08.16
http://dangojiruh.jugem.jp/?eid=197