ジャンプワイヤをデコって電子工作の配線をもっと楽しくしよう!


※この記事は、Maker Faire Tokyo 2017 出展申し込みのために作成した、プロジェクトの詳しい説明ページです。
作品はまだ作成途中のため、制作状況や完成した作品へのリンクなどを随時追加していく予定です。

どんなプロジェクトなの?

電子工作をするときの配線は邪魔ですか?
できれば見せたくない?


プロトタイプを作るときに、コードの色数が少なくて、配線が混乱してしまいますか?


じゃあ、配線を好きな色でデコっちゃいましょ♪


今まで”隠したい”と思っていた配線を
逆に”魅せる”方法を考えて、電子工作の作品の
表現方法を増やしたい、と思って作りました。


また、今まで電子工作に興味がない方や、なんとなく敷居が高そうだ、と始められずにいた方にも興味を持ってもらえる作品作りのヒントを提供できたら良いなあと思っています。

これを考えたきっかけは?

私も最近電子工作に興味を持ちました。
しかし、いざ始めようとすると、難しそうで
とっつきにくいイメージがありました。


電子部品やはんだなどの工具が専門的に見えて
使いこなすまでに時間がかかりそうでした。

じゃぁカワイイパーツを作ったらいいじゃない

難しそうでも、手に取って触ってみたところ
だんだん使い方がわかってきました。

それでは、まず手に取ってみるには?
      ↓
手に取りやすい(=親しみやすい)形状にしたら?
      ↓
可愛いのが(個人的には)イイ!

テクノ手芸や、導電性の糸を使ったeソーイングといった、
電子工作に親しみやすい素敵な取り組みがこれまでにも沢山ありました。


また、最近はRaspberry Piなどのマイコンボードのケースは可愛いものが
出てきていたり、LEDはレジンで加工し、可愛いパーツにできることが知られています。


ですが、配線自体を装飾する、という事例をあまり見かけたことがありませんでした。
(イヤホンなどの既製品を装飾する方法は以前からありました)

そこで、プロトタイプでよく使うジャンプワイヤーを飾ってみようと思いました。

面白いと思うところ

配線を装飾することにより、以下のように電子工作をもっと楽しくできると思います。

(1)模様をつけて極性が分かる

アルミ電解コンデンサダイオードといった極性のある部品についているマークのように、
配線に模様をつけることで、電気の流れる方向を視覚的に理解できるのではないかと考えました。


(2)色数を増やすことで配線が混乱しない
市販のジャンプワイヤは赤、黒、青、黄色、緑、白の5色から多くて10色くらいが標準で入手できる色です。


ところが、LCDやセンサーを沢山つなごうとすると、10本以上の配線が必要になることも多く、同じ色を重複して使用する箇所が出てきます。


同じ色の線が沢山あると、今自分がつなぎたい場所はどこかがわかりにくくなります。


そこで、色数が沢山ある刺繍糸などを使ってコードのカラーバリエーションを増やすことで配線が混乱しにくくなります。


また、最近はパステルカラーのブレッドボードなども出ています。

小さいブレッドボード(ライトオレンジ)| スイッチサイエンス
こういったブレッドボードの色合いに合わせたケーブルも用意できるため
親しみやすく、手に取りたくなるパーツになります。

(3)今までになかったデザインの可能性
今まで隠していた配線を見せることにより新しいデザインを
作ることができるのではないかと思います。

ハンズオン(ミニワークショップ)実施概要

ブース内では、ジャンプワイヤを飾るハンズオンも実施できたらと考えています。


好きな色の刺繡糸を選んで、ジャンプワイヤに巻き付けて完成です。
小さなお子様でも作りやすいように
糸を巻き付ける簡単な治具の作成も検討しています。



オス−メスタイプのジャンプワイヤを使うことで、ブレスレットにして
持ち帰りができるようにしたいと考えています。


電子工作を始めていない方でも楽しめるように
ブレスレット形状にしました。


まだ電子工作を始めていなくても、このミニハンズオンで
作ったジャンプワイヤをきっかけに、いつか試してみたいと
思ってもらえれば良いなぁと考えています。