モデ1GPはとっても楽しかった!!!
ギガヘボコンの興奮も冷めやらぬままに
3D CADを使ってミニカーをデザイン
↓
3Dプリンタで出力
↓
出来上がったものをボールペンの頭で弾いてその飛距離を競おう!
という何とも盛りだくさんな「モデ1グランプリ」に参加してきました!
ガチ勢ばかりでピリピリ…かと思いきや、意外とゆるかったw
開催概要とかはコチラ
モデ1GP開催、スーパーカー消しゴム(みたいなもの)を3Dプリンタで作って遊ぼう! 豪華賞品も - Engadget Japanese
5/16(土)のモデ1GP開催迫る! 3Dプリンタなど豪華賞品を用意 - Engadget Japanese
飛距離で勝負の「競技賞」と車体のデザインで勝負の「デザイン賞」
どちらも優勝賞品が半端ない
これが競技賞の優勝賞品!!!
パーソナル3Dプリンタ ダヴィンチ Jr. 1.0
なんと3Dプリンタ本体がもらえるんですよ!!!
スポンサーのXYZプリンティングさんが「優勝できなくてもAmazonから購入できますよー」とおっしゃってました。
確かに、家庭用3Dプリンタとしては10万円切ってるので、他の製品に比べてお安いとはいえ、おいそれと手を出せない代物。
それと1台ぽんと提供するなんてすごすぎ!!!
デザイン賞の「光造形」で出力もすごいんです。
よくあるタイプの3Dプリンタだと、樹脂などを溶かして重ねた層で立体を作ります。
機械のスペックにもよりますが、単純に出力しただけだと
この層が縞々になって見栄えが悪くなることも(=積層痕が出る)
光造形の場合は、樹脂などに出力したい形のところだけ
光を当てて形を作ります。そのため積層痕が目立ちにくいです。
仕組みとしてはアクセサリーを作るときのUV硬化レジンのような
感じとのこと。
ですが、光造形は後始末が大変だったり、機械自体のお値段が張ります。
はっきり言ってほとんど業務用です(笑)
自分のデザインがよりきれいな方法で出力してもらえるんです。
ということで、参加者はガチで優勝を狙いに来る人ばっかりだろうなーと思ってました。
が、結果として参加者の方も主催者の方も
皆様とても素敵な方ばかりで、初心者や初対面の方にも優しく
和やか、というよりゆるゆるした楽し時間を過ごせました!
第1部:3DCAD講習会
今回私が参加した理由は、
3D CADの簡単な使い方を教えてもらえて、さらに自分の作品を3Dプリンタで出力させてくれるなんてお得じゃん!
と思ったからです。
第1部は初心者歓迎!のような感じだったので
Photoshopのような画像処理系ソフトも、Illustratorのようなお絵かきソフトも
使えない私でも行けるかしら?と思って参加しました。
(できなかったらそれもまたネタになるかな、とw)
3D CADの基本とか Autodesk 123D Designとか
当日は無償CADの「Autodesk 123D Design」を使って
モデリングとは?や形の作り方を習いました。
今回は
- 平面(2D)で車の形を作る
- 2Dを持ち上げて3Dにする
- 角を削ったりして形を整える
感じで作りました。
講義内容はコチラとほぼ同じ。
ですが、講師をはじめ、サポートの方が周りに沢山いらっしゃったので
分からないところをすぐに質問できたのがよかったです。
無償3D CAD 5分講座:123D Designで「カー消し」を作る編(1) | つながる、広がる、モノづくり。/3Dモデラボ
無償3D CAD 5分講座:123D Designで「カー消し」を作る編(2) | つながる、広がる、モノづくり。/3Dモデラボ
無償3D CAD 5分講座:123D Designで「カー消し」を作る編(3) | つながる、広がる、モノづくり。/3Dモデラボ
私が作ったミニカーもこんな感じで、右側の水色の線が最初に作った平面です。
ここからいろいろ遊んでいました。
ちなみに、ヘボコンに出るくらいヘボいのと頭悪いので
CADソフトの使い方については、こちらの動画も参考にしました。
123D Deignでつくる、3D CADコース | 動画でマスターする、3Dデータのつくり方 - DMM.make 3Dプリント
それぞれ3分程度の動画なので飽きずにさくっと見ることができます。
プリンタで出力だ!
先生のお話を聞きながら操作しながら、図形の角を引っ張ったり
ぐりぐりいじっていたら
「ではこれを保存して、プリンタで出力できるようアップロードしてくださいねー」、と
うぇぇ、講義終わってからミニカー作るんじゃないんだ(汗)
講習中に作っていたのは、私の中で勝手に「DQNカー」と命名して
競技に使うつもりはありませんでした…
そこで、他の方がウェブにデータを登録しているスキに
(こちらは事前登録しておいたので時間が余った)
慌てて作ったのが、上の画像の下半分。
車の構造はよくわからないので
早い乗り物=新幹線! という単純な考えから
新幹線っぽい形を作りました。10分くらいでw
需要は皆無かと思いますが、STLデータ(=3Dプリンタ用のデータ)はコチラ↓
タイトルが「テスト」とかいろいろヒドい。
焦って登録したもんで…
こんな感じで複数の作品が一気に作られていきました。
画面の水色の部分がミニカーです。
使用した機械はたぶん
パーソナル3Dプリンタ ダヴィンチ da Vinci 1.0 AiO
と思われます。
出力は時間がかかる
データを登録したらお昼休み&ライトニングトーク。
ミニカー1台はわずか30mm×15mm×15mmの大きさですが
0.2mm位の層をパイのように重ねていくのでとても時間がかかります。
上の画像にあるように85%完成で1時間以上かかっています。
画面一番手前が私の「DQNカー」ですw
ちゃんと背中のヘンなウィングが表現されてるwww
が、プリンタから取り出した時点で、このウィングは
バリと判断されたらしく、ミニカーにはついていませんでしたw
あとは、バリを取り除いて、規定のサイズに収まるか確認です。
こんな感じで、この水色のチェックボックスに入ればOK。
ちなみにこの計測用の道具も3Dプリンタで作られていました。
カッコいい!
3D図面上では縦横高さは規定値ぎりぎりでおさまるはずでしたが
実際に枠に入れようとするとちょっと大きめでした。
やってみないとわからないことは沢山あるなーと
思いながら全体的にヤスリをかけてなんとかセーフ。
慌てて作った方も出力していただきました!
こちらは、規定値より全体的に2mmほど小さく作っていたので
余裕でケースに入りました。
3Dプリンタならではの積層痕(=しましま)がありますが、
フロント部分の、丸くしようとしてガタガタになったところが
図面通りに忠実に再現されていましたw
素晴らしい作品ばかりだった!
肝心の大会の結果は…
書くと長くなりそうなので、公式サイトのブログをご覧ください。
競技賞の3位まで。
表彰台ももちろん3Dプリンタで出力されていました。
3位までは第1部で当日作った車ばかり。
受賞された方のコメントで「無欲で楽しんだのがよかったのかも」
というのがありました。
規定値ぎりぎりの大きさで作ると重くて進まな?かったり
転倒したり(=記録残らない)があったような
また、タイヤの接地面が小さいほうがよい!
とおっしゃっている方もいました。
個人的には、車体の後部を垂直にして
ボールペンの頭が沢山あたって、力が伝わりやすいようにしたら
良かったのかなーとも思いました。
試してみてないので何とも言えませんが。
この競技は初心者でもチャンスがあって面白いなーと思いました。
1位、3位の方は午前中に作った方。
1位の方は、あの短い時間で複雑な形を作ったところが評価されていました。
戦車みたいな形で、砲塔もちゃんと表現されています。
3位の方は、形を作った上に、細かい塗装を施したところがポイントでした。
同じプリンタで出力されたと思えない。
2位の方は、ご自身で出力して持ち込んだ車。
アニメで1回だけ出てきた車を細部まで丁寧に再現していました。
参加者の投票でもぶっちぎりの人気でした。
もうデータだけですごい
ハンドルなど小さいパーツまでついているんです!!!
細部まで表現するのに3回くらい出力されたそうです。
こんな感じでとーーーーーーっても楽しいイベントでした!