フィギュアのお目目を光らせ隊!【試作1回目】
友人が"フィギュアの目にLEDを埋め込みたい"と楽しそうに話していたので
"LEDいくつかアルヨ?"と乱入してみましたw
先日一緒に作って、とても素敵な写真を撮ってもらったので
光る機構部分のメモをちょこっと。
目が光るシクミ
仕組みといっても、大したことはやってない。
というか私の今の能力ではムリ(笑)
こんな感じで単純に電池とLEDをつないだだけ。
電池で光らせたLEDの光を、光ファイバーでフィギュアまで持ってきている感じ。
光ファイバーを採用した理由
- 光を遠くまで伝えられる
- 線がまがっても光るは伝わるため、配線の取り回しがききやすい
- 線自体が透明のため、フィギュアのシルエット邪魔しにくくできる
- LEDまわりをフィギュアに埋め込まなくてよいため、フィギュアが傷つくのを最小限に抑えられる
上記の写真を見てお分かりの通り、使用したのは「きゅんキャラ」というシリーズ?
フィギュア自体の高さは10cmもない非常に小さなもの。
LEDは小さなものだと1.0×0.5mmくらいのチップタイプもあります。
もっと極小なものもありますが、このくらいが人手ではんだ付けできる限界かな?
LEDなどの部品をとても小さくしても、配線をして埋め込むとなるとフィギュア本体をかなり傷つけてしまう可能性があります。
まだ手探り状態で、友人の大切なフィギュアをダメにしてしまうわけにはいかないので、フィギュアと離れたところで、光る部分を弄繰り回せるほうが良いかな、と。
電子回路部分
ブレッドボードという、電子工作の準備段階でよくつかわれる道具を使ってます。
(写真の白い板)
プラス側からマイナス側に緑線の通り電気が流れています。
今回は、1本の線でつなげる簡単な回路なので、
直接電線でつないでもよいのですが、ブレッドボードを使うと
部品を抜き差しするだけで簡単に交換ができます。
一番上の写真のように、キャラに合わせて色の違うLEDをとっかえひっかえすることができました。
使った光ファイバーはコレ。
光ファイバーいろいろ実験キット
Amazonのレビューで「模型の部品取りに」とあったのでこちらを。
後述しますが、この光ファイバーの径はたぶんφ1.0mm以下(0.7か0.8mmくらい?)
Amazonや楽天で"光ファイバー"で探すと、確かに単品もあるのですが
どれも千円以上かかります。
Amazonなら送料無料で千円以下!ってことでこれに決定♪
5mもあるのでいろいろ試行錯誤ができそうです。
材料
- フィギュア
- 単4電池×4本 たぶん3V(最終的にはボタン電池にしたいので電圧をそろえる)
- LED 1個(一番一般的なφ5mmの砲弾型)
- 抵抗 1個※
- 光ファイバー 適当な長さ
- ブレッドボード(なくてもOK)
- ジャンパー線(ブレッドボード上の電線)
※写真では47Ωがついてます。
抵抗置けばいいでしょ?くらいで適当に置いてました←
当日もこの抵抗値を使っていたのですが、部品が熱を持ってやけどしそうでした。
次回はちゃんと抵抗値を計算して安全なものを付けます。
ごあんしんください
フィギュア加工部分
友人が用意してくれたピンバイスという道具を使いました。
初めてこの道具を使った!!!
手動のドリルのような道具です。
上記のように、目の部分に穴をあけていきます。
かわいいフィギュアの目の部分に刃をあてるのはずいぶん罪悪感がありました。
最初は躊躇していたのですが、「○○様はダメー」なんてわちゃわちゃしながらも
気づいたら友人が作業に入ってた!
最初は0.8mmの刃先で穴をあけて、その後1.0mmの刃で貫通させて完了。
ドライバーを回す容量で、穴を開けたい面に対して垂直に若干押し気味で回すとよい感じでした。
これで、光ファイバーがぎりぎり抜き差しできるちょうどよい穴ができました。
当初は目から後頭部に穴を貫通させる予定でしたが、
その距離約40mm。ドリルの刃の長さが足りず、目から耳の後ろ部分に斜めに通すことに。
なるべく目立たないところをめがけて開ける。
ただ、このフィギュアは後頭部付近に支えがあるので、斜めにあけた方が結果的に良かったかも。
台座部分にも同じくピンバイスで穴をあける。
すごいぜ!ピンバイス!
台座部分が以外に広いので、もう少し高い台座にできれば
ボタン電池+上記の電子回路をしまうことができそう。
そうしたら、棚に飾っても場所をあまりとらないかな。
何より0.5mmくらいから1.5mmくらい(もっと?)の
いろんな刃先をそろえてくれた友人に感謝☆
光らせる時の注意?
大体のLEDは、1方向にのみ光ります。
(そのため、LED全体を光らせたい場合は、すりガラスや布などスモークっぽいものを貼って光を拡散させます。)
光ファイバーも、切断面から光を取り込んで、反対側の切断面に光を送ります。
線全体は光りません。
なので、上記の絵のように、光ファイバーの切断面をLEDの上面(一番光っているところ)に向けてあげないと、明るく光ることができません。
感想:「スキ!」って大事だ!
正直フィギュアを光らせるところまでいけると思っていませんでしたw
理由は、光らせる部分の仕組みを私が十分に検討できていなかったからです。
今回は友達に、こんな感じで光るんだけどどうかな?と
ブレッドボードの部分で、LEDの大きさと色を見てもらうところまでを想定していました。
が、気付いたら友人がもうフィギュアに工作を始めていた。
それから、あれよあれよという間にそれっぽいのができていた。
よくわかんないけどやってみたい!から
実際に手を動かしてみるのが大事だなぁと思いました。
未経験だけどやってみる!というのは
その作品なり対象に思い入れとか熱意とかなんかそういったのがないと
なかなか実行に移せないよなぁと思いました。
実際にフィギュアの目が光った時に友人とものすごく
テンションが上がりました。
フィギュアをどう加工するか、とかどうかっこよく撮影するかなどなど
テクニックやたくさんのことが私一人だったら絶対できなかったです。
仲間でものを作るってすっごく楽しいし勉強になりました!
光ファイバーは実はちゃんと使えるかわからなかったのですが、めちゃくちゃ喜んでくれた時
あー、これ買ってよかったわ、と思いましたw
そんな感じでめちゃくちゃ楽しい一日でした。
こんな楽しい工作に誘ってくれてありがとう!